船旅 〜神津島へ〜2001/12/27〜29


 お父さんもお母さんも今年は忙しい一年だった。間際に萌生も颯太も熱を出し、大変だった。まあ、おいしいお魚を食べに行きたいなということと、助成がつくので安くいけるかな?ということで神津島へ行くことに。どうにかこうにか仕事を切り上げ、27,28日はあまりまくっている年次休暇をとった。

12/27深夜 せるびあ丸船内にて

 竹芝桟橋出発は22:00。子どもたちをつれて電車でこんな時間に行くことは今までない。颯太&荷物車としてほぼ封印状態だったベビーカーを引っ張り出し、大荷物を持っていく。
 JRのバリアフリー化はほど遠いですね。ベビーカーですらどうしようもない状態で、車いすはどうするのでしょうか・・・。

 どうにかこうにか浜松町につき、竹芝桟橋着。乗船手続きをして乗船。初めての船旅に萌生も颯太も興奮状態。萌生は四国からの帰りに船で帰ってきたことがあるんだけど覚えていないね。(参考)当然2等船室だから和室の雑魚寝かと思いきや椅子席。11時間乗るのに椅子席は必要ないだろ・・・。>東海汽船 まあ乗客が少ないのを良いことに他の客もたくさんの椅子を占領して横になってたから良いか。

12/28 新島港にて

 大島まではないでいた。大島をこえると波がうねり始め、お母さんはダウン・・・。続いてちょっと寝不足の様子の萌生も横になりっぱなし。颯太はフォークリフト見たさに港に着くたびに甲板に出て大騒ぎ。お巡りさんに手を振ったり、フォークリフトの運転手になる決心を固めたりと興奮しすぎ。
 利島は接岸できず、新島、式根島に寄港する。すぐ先に次の島が見えているのにちっとも進まないもどかしさ。さすがにそろそろ飽きている。
 神津島は岡田港(多幸湾)に到着。冬場はほとんどこっちらしい。名物の西風が強烈で村落のある神津港にはほとんど泊まらないらしい。旅館のおじさんが迎えに来てくれ、車で旅館へ。まず遅い朝ご飯をいただき、お出かけ準備。

12/28 神津島温泉展望露天風呂より

 といっても人口2400人程度の小さい島。夏は海水浴客でにぎわうそうだが、こんな時期にくる酔狂な観光客はいない。村落をてくてくお散歩する。それにしても風が強い。村役場では仕事納めの大掃除の最中。広報誌やら観光マップなどをもらった。狭い路地、一方通行の道と言うことでほとんどが軽自動車と原付バイク。坂が多いので仕方がないようだ。
 村営バスを待って、一路温泉へ。(萌生曰く)海の水を温めたようなしょっぱい温泉。売りは水着浴の大露天風呂。他に小露天風呂、展望露天風呂がある。あまりに風が強く、湯温が下がるので大露天風呂は入浴に適さなかったが、小さい二つはどうにか入れた。・・・寒い。お母さんと颯太は結局来なかった。
 バスに乗ると、「旅館はどこかね」と聞かれるので答えるとすぐそばでおろしてくれた。こういうところは人情だよね。このバスの運転手さんは次の日散歩の時にも手を振ってくれました。

12/29 神津港にて

 夕飯がすごかった。一人一匹の伊勢エビに刺身の鉢・・・と思ったらさらに一皿盛り合わせが。机に乗りきらないほどの量。さすがに食べ切れませんでした。イカがおいしかった。ムツやアジも脂がのっていて最高でした。当分もう刺身はいいやって感じです。

 朝起きると風の音がしない。今日は神津港からの出港ですと村内放送で言っている。ゆっくりと朝ご飯をいただき、散歩。風がないとこんなにも違うのかと思うほど暖かい。
 旅館の方に送ってもらって神津港へ。帰りも9時間かかりました。行きは寝ていればいいけど帰りは昼間。暇つぶしは食べることぐらいですね。工事の方の帰省と島の人の旅行で結構混んでいました。

 神津島は遠かった。大島あたりでも良かった気がしないでもない・・・。夏に海水浴がてら来ると良いかもしれない。海の水の綺麗さは飛び抜けていた。